「忙しいときに限って、子供がふらっと近寄ってくるのはなぜ?」
子育てをしていると、こんな風に感じたことはありませんか?子供がゲームをしていたりテレビを見ていたりしている最中でも、ふいに「ママ~」と近寄ってくる。忙しい時に限って「見て、ママ!」と突然声をかけてくる。そんな時、どう対応すればいいのか悩むことってありますよね。
実は、子供が親に近づく時には、1つの大切な理由があるんです。それは「愛の充電」をするため。この行動には深い意味が隠されているんです。この記事では、なぜ子供がふらっとあなたの側にやってくるのか、そしてその時に親としてどう対応すれば良いかについてお伝えします。
子供が近づいてくる理由は「愛の充電」
子供があなたの側にやってくる理由は「愛の充電」が必要だからです。子供というのは、常に愛に包まれていたい生き物です。だからこそ、少しでも愛が不足したり、不安を感じたりすると、無意識にその愛を補うために親のそばに寄ってきます。
たとえば、私自身の経験ですが、ある日息子がAmazonプライムでポケモンを見ていた時のこと。楽しく見ていたはずなのに、突然怖いボスキャラが出てきた瞬間、息子は急に私のところへやってきて「ママ、一緒に見よう」と言い出しました。この行動には、子供が感じた一瞬の不安を「愛の充電」で補おうとした気持ちが隠れていたんです。
具体的な場面での「愛の充電」エピソード
子供が「愛の充電」を必要とする場面は、日常の中でたくさんあります。
たとえば、絵本を読んでいてかわいいキャラクターを見つけた時。「ママ、この子、かわいいでしょ?」と嬉しそうに報告しにくるときがあります。それは、喜びを共有することで愛を感じたかったのです。また、レゴブロックで大作を作った時、「これ、かっこいいよ!」と興奮気味に話しかけてきたこともありました。これも親と一緒にその感情を分かち合いたいという「愛の充電」の一つです。
子供にとって、親と感情を共有することで、安心感と愛情を感じられるのです。
子供が「愛の充電」を求めるタイミング
子供が「愛の充電」を求めてくるタイミングは、意外と小さな瞬間に訪れます。親が忙しくしている時や、何かに集中している時に限って、ふらりと近づいてくることが多いです。例えば、家事をしている時や、パソコンに向かって作業をしている時、「ママ、見て!」と声をかけられることはありませんか?
その時、私も最初は「忙しいのに…」と思ってしまうことがありました。でも、それは子供が愛を求めているサインだと知ってから、自分の行動をかえてみようと思いました。自作の折り紙を両手いっぱいにかかえ「一緒に見よう!」と言ってきた時は一瞬ひるみましたが、一呼吸してから自分の手を止めました。「何を見せてくれるの?」と聞いてあげるだけでも、子供は「ママは自分のことをちゃんと見てくれている」と安心します。
実際にやってみた「愛の充電」の対応法
じゃあ、どうやって「愛の充電」をすればいいのか、具体的にお伝えしますね。
1. 手を止めて、子供に目を向ける
忙しくても、子供が最初に近づいてきた時だけは、手を止めて子供の目を見てあげてください。「どうしたの?」や「何を見せてくれるの?」という声かけだけでも、子供は安心します。
2. 少しのスキンシップで愛を伝える
子供が甘えてくる時は、そっと抱きしめたり、膝の上に乗せたりしてあげましょう。子供はスキンシップで愛を感じやすいので、短い時間でも十分です。
3. 「ながら対応」も大丈夫
最初の数分間、しっかり向き合った後は、ある程度「ながら対応」でも大丈夫です。最初に愛情を注いであげれば、子供は満たされて自分の世界に戻っていくことが多いです。
「愛の充電」は親子の絆を強める
毎日忙しい中で、「またか…」と思うこともあるかもしれません。でも、子供が近寄ってくる時は「愛の充電」をしに来ているんだと思ってください。ちょっとした時間であっても、子供が求める愛情に気づいて、それに応えてあげることで、親子の絆はどんどん深まっていきます。
私は、息子が近寄ってくるたびに「あ、愛の充電が必要なんだな」と思うようにしています。そうすることで、今まで以上に息子が愛おしく感じる瞬間が増えました。
子供が本当に求めているのは「安心感」
「愛の充電」が子供にとって何をもたらすかというと、それは「安心感」です。子供が親に近づいてくる時、実際には「安心したい」「愛されていると感じたい」という気持ちが背後にあります。だから、子供が表面的に「何かしたい」と言っているだけではなく、その奥にある「安心したい」という気持ちをしっかり感じ取ってください。
1日何回、子供は愛の充電を求めている?
試しに、1日何回くらい子供が近寄ってくるのか、数えてみてください。意外と多いことに気づくかもしれません。食事中、家事の最中、テレビを見ている時など、ふとした瞬間に子供は「愛の充電」を求めているんです。
親子の絆を強めるために
次回、子供がふらっとあなたのそばに来たら、少し手を止めて向き合ってみてください。その数分間が、子供にとっての安心感と、親子の絆を深める大切な時間となります。
とはいっても、自分に余裕がない時はそんなことできません。やることに溢れた忙しい日々の中、心の余裕を作り出すためには「家事の断捨離」が必要だと痛感します。
多くのママにとって、家事は義務感で行われているだけの”ただの繰り返し行動”です。願うならば、本当はしたくない。そう思いながらも「ちゃんとしなくては」という責務にかられて、家族のために忍耐でやり続けていますが、その時間はあなたを幸せにしていますか?
やりたくないことに時間を奪われ、やりたいことに時間が避けなくなる。日々の満足度は下がっていき、気づけば毎日イライラ。時間も自分も常にパツパツの状態では、子どもは漬物石のようにあなたに重くのしかかり、しんどい存在になってしまいます。
遊んでほしくて近寄ってきた子どもを邪険にあしらい、時には自分の感情のままに理不尽に怒ってしまうことも。泣きじゃくった子どもをみて、自分も泣きたくなる。
そんな怒涛の1日がようやく終わりつげ、安心している自分がどこかにいる。日中のモンスターのような悪魔とは一転し、寝ている時の子どもは天使そのもの。そんな天使の寝顔をみていると、自分のふるまいに後悔と反省しか湧いてこない。明日こそは「子どもと笑顔で過ごそう」と決意して眠りにつく。しかし、次の日にはまたイライラや怒号の荒波に揉まれる。
この負のループは、抱え込んでいる家事を捨てない限り永遠に続きます。そうこうしているうちにすぐに子どもは成長し、あなたの元を離れていきます。その時に後悔しても時間は戻せません。
時短家電の導入を強くおすすめします。ドラム式乾燥機、食洗機、ルンバ、ブラーバは必須アイテムだと思います。全部は無理な場合、ドラム式乾燥機、食洗機、ルンバの順番が個人的にはおすすめです。
洗濯物と食器は毎日発生しますから、ここからお手当をしていくといいです。費やしている時間や労力も大きですしょうし。
床の掃除は2−3日放置しておいても、まぁ生活にそこまで影響はでないと思いますから後回しです。あれば楽ですけれどね。
こうやって自分に余裕ができる仕組みを家の中に作っていくと、忙しい日々の中でも子どもに向き合うだけの心の余裕がでてきます。子供が「愛の充電」を必要としている瞬間を見逃さないことで、あなたの子供はもっと満たされ、安心した気持ちで過ごすことができるようになるでしょう。
あなたが毎日忍耐で家事をしているのも、深い部分では家族に愛を与えたいと思っているからです。でも、その愛は大事な家族には伝わっていないかもしれませんね。怒りながらしていますから。
子どもが望んでいることは家事を完璧にやり通すお母さんではなく、一緒に体験を共有してくれるお母さんです。今しか与えてやれません、その愛のカタチは。
食器を洗うことか、子どもとギューをして一緒に映画を見ることか、そのどちらかを選んでくださいと言われたら、私は迷わず後者を選びます。本当に自分がしたいことに時間を使っていくことで、人生の幸福度はあがっていきます。
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